誕生石の由来
石の中で特に宝石として扱われるものは1月から12月までの各月にちなむ誕生石という分け方がある。歴史的にはキリスト教の聖書などに出てくる12種類の宝石から由来されているとか、ユダヤ人が誕生石をお守りとして身につける習慣をはじめたからなど様々な説がある。
いずれにしても過去から宝石をお守りや装飾品として使われてきた歴史がある。
近年になって、アメリカの鉱物学者が歴史などを紐解いて誕生石を整理、1912年にアメリカの宝石商組合によって広められた。さらに1952年にアメリカ宝石小売商組合など複数の宝石小売業界団体によって改訂が続いている。
日本では1958年に全国宝石商協同組合が日本独自として「珊瑚(サンゴ)」と「翡翠(ひすい)」を加えて制定。そこから様々な団体が独自に誕生石を謳う事が起こり統一されておらず混乱を招いた。
そこで2021年に63年ぶりの改定を行い、計10種類を追加。現在は29種類の宝石が誕生石として制定されている。
誕生石の一覧
2021年現在の誕生石一覧を紹介する。
誕生石に関しては、長い歴史と宝石に詳しい人が分類分けしているだけあって、一応は意味づけられていて分類されていることで自分にあっているかもしれない宝石を見つけるのに一助にはなるという感想。
一方で別に誕生石でなくても、宝石や鉱物はそれぞれ素晴らしく、色合いや美しさによって目的別の力添えをくれるという素敵なものたちなので、誕生石に拘る必要もないというところもある。
このサイトの管理者は1月生まれで誕生石はガーネット。ガーネットといえば赤色で女性らしいイメージを持っていたが、ガーネットは自色で様々な色合いがあるという面白さもあり、1月生まれの自分とは気持ちの面でよく合うと感じ好きになった。やはり誕生石は何なのかぐらいは知っておくと石がもっと好きになることには違いない。