欲しい石やパワーストーンがある時、その石の手に入れ方は様々な方法がありますが、今回はネットショップ系で手に入れる方法に絞って紹介したいと思います。

何故、ネットショップ系に絞って一つの記事にするかと言うと、やはり何一つ同じものはない天然石を現物を見ずに購入するというのは非常に難しい行為と言えるからです。しかしEC(電子商取引)は非常にコストが安く便利です。活用することで満足の行く石を手に入れることもできますし、素晴らしい天然石をもっと多くの人に、良い形で届けるにはネットショップの活用・活躍が欠かせないと個人的にも思っています。

日本で活躍する大手ネットモールは3つ。楽天市場、Yahooショッピング!、Amazon

まずはECモールで天然石を買う場合について紹介です。日本で大手ECモールといえば「楽天市場」「Yahooショッピング」「Amazon」でしょう。

天然石を取り扱う小店もネットショップを運営する場合は、大きなECモールに出店するか、自社でECサイトを運営するか、もしくはその両方に店を構えるかになります。ネットショップを運営したい天然石を取り扱う小店は、本当は自社の天然石を顧客の方に実物を見て手に取ってもらって、納得の上で買って欲しい気持ちのところが多いです。

それでもネットショップを運営するのは、お店売りだけでは流通量に限界があるからです。より小さなコストで沢山の方に石を流通させたいなら、ネットショップを活用しなければいけません。しかし、ネットショップのモールに出店するのもコストがかかるし、結構ジレンマに陥っているところも多く、本腰を入れづらいというのはあるでしょう。

それでも昔は実物を見て、試着しないと買えないと言われていた服飾系や靴なども、今はネットで購入する人も増えています。実物を見たり触ったりしないと買えないと思っていたものでも、いつの間にか普通に買う世の中に変わっていますので、天然石の購入もネットショップが主流になる可能性も十分ありますね。

細かい話は良しとして、天然石の流通がもっとネットで活発になればと思いますので、大手ネットモールで天然石を買う場合の注意点や扱い方を紹介したいと思います。

「楽天市場」「Yahooショッピング!」

楽天市場とYahooショッピング!は似通っており、天然石ショップがネットショップにも出店しているという形が多いです。地方でお店を構えていて、そこに行けば現物を見れるショップもあれば、完全にネットショップ一本で頑張っていたり、店舗は構えてないが、ミネラルショーなどの展示会の出展は行っているところもあるでしょう。
 
現物が見れない、顔が見えにくいネットショップで天然石を売るのは非常に難しく、「信頼」を得ることが重要です。そのためモール出店者も口コミなどで高評価を得ることに余念がないと思います。

そうして基本的にお目当ての「天然石名」で検索すれば、上位によく売れていて評価の高いショップの品物がでてくるようになっています。ある程度、お目当て品(石の種類とアクセサリーの種類)が決まっていて、それが評価がそこそこ付いている大手ショップと判断できれば、失敗を恐れず買って欲しいというのが私の想いです。

現物を見て買うよりも納得感を出すのが難しいのがネットショップの宿命です。写真などで紹介していますが、実際の送られてくるものは写真とは少し異なるでしょうし、コスト削減などしながら検品体制も頑張っているという状況だと思います。薄利多売でないと天然石のネットショップはやってられないのだと承知しながら買うのが良いでしょう。

ですので、「高額商品をネットショップで買うのは避ける」「ある程度の商品への妥協感も必要(現物を見に行くコストを考えればネットがお得)」と言った感じで、是非、気軽にネットショッピングを楽しんで欲しいですね。

カジュアルな気持ちで天然石をファッションに取り入れたい!なんて時に、石関係のサイトなどで天然石の種類による特性などを調べつつ買ってみると言うのがおすすめです。

・ネットショップでオリジナルの単一ブランド、一点突破しているところはオススメ

ただ、単に天然石を売っているところは横並びですが、お店オリジナルの売り方をしているところは特にオススメです。ブランド作りがしっかりしているところですね。良い例としては「天然石ブレスレット」でしょうか?

例えば「ブレスレット」の特化することで、サイズや石の粒の大きさ、石の種類の組み合わせなどを一つのお店で豊富に取り揃えることが出来ます。特化することで、しっかりしたものを作るでしょうし、ネットで売れることが分かればもっと賑わって売り手の気持ちの入り方も変わり、より品揃えも充実するでしょう。

買い手も一点突破して頑張っているネットショップから買うと、お得な買い物ができることが多いです。

クリスタルチューナー(音叉、4096Hz)を「Libliss」さんで購入、その感想
(私はクリスタルチューナーを頑張って売っていそうなところから買ったことがあります。)

Amazon

Amazonは「楽天市場」「Yahooショッピング!」とは違って、個人販売・輸入販売しているところが多い印象です。上記の大手ECモールに比べて、よりギャンブル的な買い物になることを承知で利用するのが良いですね。

「本物・偽物の区別が絶対に必要というものを買ってはいけない(業者の腕に任せよう)」
「海外から売っている場合は何が来るかはギャンブル」
「逆に言うと超掘り出し物にあたることも」

ギャンブル的な買い物はしたくないという方はAmazonで買う場合は天然石ではなく、メーカー物の石台とか枠組みといった付随品系、石のメンテナンスに必要と感じる商品などを手に入れる場所として割り切ったほうが良さそうです。

ネットで水晶さざれ石を買ったので紹介!ネットで石を買っても大丈夫?
(実例として水晶さざれを買ってみたので紹介しています。満足しています。)

しかし、海外業者から直接買えるというのもAmazonの良い点です。かなり激安で買える商品が多いので、他のところで買うよりも同じものが一番安く買える可能性があると思ってよいでしょう。さらに天然石の分野で言えば、直接海外のネットモールで買い付けるほうがもっとギャンブルだけど、より安く買える可能性もあります。具体的には「eBay」を使うのが有名でもありますし、安心感も他のネットモールより上です(事例もネットでたくさん載っています)。

こういう買い方は一回お試しでチャレンジしてみて、上手く行けば今後も楽しめる範囲でチャレンジ購入するのが良さそうです。

世界規模で商品を選べるというのが一番メリットとしてあげられます。日本ではあまり手に入らないと感じるものがネットで、サクッとしかもそれほど高くなく手に入るのですから嬉しいですね。逆に言うと、かなりマニアックな形で「石の世界にのめり込まない限りはAmazonやeBayレベルのチャレンジングな買い物をする必要はない」と思います。

フリーマーケットの代表格「メルカリ」

メルカリで天然石を手に入れるというのも実はおすすめできます。

天然石のコレクター文化としては、欲しい人同士でうまく分け合う、流通させる雰囲気も強いです。というのも、天然石はその時の気分によって欲しく感じるもの、近くに置いておきたいものが結構変わる分野だと思います。

また消耗品と言えるものでもないので、手に入れて大事に扱って、必要性を感じなくなっても使い切って終わりというものではありません。

よくハードオフ(ホビーオフ?)とかに言ってもおもちゃの分野で流通している代表格といえば、攻略されたゲームソフトやフィギュア系をよく見かけます。特におもちゃのフィギュアと天然石はよく似ているなぁと感じます。(そのものの価値は普遍的なのに、持ち主にとっての価値観が変わる)

その人にとって必要と感じなくなっても欲しがる人はたくさんいます。

積極的にメルカリなどのフリマサイトで、安値で欲しい人にぐるぐる回るのが個人的には良いと思っています。なお、フリマで安値で流通すると、天然石を一次で販売するショップさんは結構辛いので、強くフリマに参入することはないですし、積極的に価格を下げることはありません。

ですので、フリマで購入する場合は、残念だけど個人で必要なくなった方から、今欲しい方に動く形が、天然石にとっても、天然石を欲しがる人にとっても良い環境かと思います。

フリマで売られる天然石は非常に掘り出し物が多いと思っています。

私は天然石の世界も中古品で気軽に多くの方が楽しめる流通改革が起きたほうが全員にとって幸せかと感じています。しかし、安く手に入ってしまうと丁寧に取り扱わなくなる可能性もあるので、それだと残念だなぁという気持ちもあります。

また一旦、人の手に渡ったものを手にするということに抵抗がある人も多いでしょう。

パワーストーンの書籍などでもよくされていますが、フリマ以外でも「石を手に入れる(お迎えする)」時に「チャネリング」という方法が書かれています。具体的には一旦綺麗に浄化して、そして石を手に入れたこと、あなたとの石との接点を明確にするということですが、儀式めいたことを信用しないという方も、しっかり対峙するという行為自体がかなり大事と思えるパワーストーンの世界です。

フリーマーケットなどで天然石を購入する時も、高い石・安い石関係なく、「自分のものに来てくれてありがとう。これからよろしく」の気持ちを持って接したいですね。逆に手放すことになっても、新しい持ち主のところで輝いて欲しいという、巡り合わせを大事にする感覚を持ちたいところです。

それぞれの気持ちがフリーマーケットの世界で天然石が良い形で流通する原動力になりそうです。