京都にある「益富地学会館」を紹介します。

場所:京都市上京区出水通烏丸西入 中出水町394(京都御苑のすぐ近くです。地下鉄「丸太町」から徒歩10分が行きやすいですね。バスだと「烏丸下長者町」になります。)

詳しくは公式ホームページがありますので、そちらで確認できると思いますが、私が何度か訪れた感想ベースで、興味はあるけど石初心者だけど行っても良いのかな?など不安な方に参考になればと思います。

なお、結論を書くと「石初心者が行って欲しい会館」です。夏休みや土日に小さなお子様が良く訪れています。子供の小さい頃が一番、心が純粋なので「石」など「雄大な自然」「アート(芸術)」に触れる機会を増やすのはとても良いことだと思います。

展示室は「土・日・祝日」のみの公開ですので注意してください。入館料は300円、18歳以下は無料です。なお、地学研究会の方も自由に入ることが出来ます。地学研究会は年会費8,000円ですが、本格的に石が好きになっている方は、私が行くといつも2Fの図書室などで研究していたり、新しい石ではないかと鑑定したりと楽しんでいます。京都に住んでいる地学系の学生さんなら非常に意味のある会になっていますね。

展示室は3Fにあります。残念ながら写真は撮れるのですが、無断で当方のようなサイトにアップしたり、SNSなどに出すことは禁止されています。公式ホームページで展示室の模様が見られますが、所狭しと「化石」「鉱石」が並べられています。国産はもちろんの事、海外の立派な標本もたくさんあって、正直びっくりする人が多いでしょう。

蛍光する鉱石を見るための装置、火打ち石を体験、人工水晶やガラスなどと水晶の違いの観察、クイズ形式の石を学べるスポットなどたくさんあります。展示室が空いている時は、必ず研究会の方が待機してくれますので、疑問点などあればその場で何でも聞くことが出来ます。

私の小学生の子供がびっくりしていたのは「カブトガニの大きな標本」でした。岡山県に行けばまだ生きているものが見れると聞いて二重にびっくりしていました。後は鉱石だと「隕石系」「パイライト」「アメジストドーム」系は、インパクトがあるので子供に人気ですね。ミネラルショーと違ってゆっくりと見れるのがとても良いと思います。

火打ち石などは最近はマインクラフトが流行りなので「フリント(火打ち石)、着火石?とか言ってる?」などで知っていて、本当に火花を出すことが出来ることを知れるのもこういったところに行って体験する醍醐味ですね。マイクラで知ってるというのが今風だなと感じます。

自分はたくさん写真を撮って、家に帰ってからも凄かったなぁと楽しんでいますが、サイト上には載せれないので是非皆さんも、京都に行く際に立ち寄ってみては?と感じます。

益富地学会館のチラシ、お手製感がありますね。

なお、会館に行くと全国各地や主に近畿地方の石関係のミュージアムやイベントのチラシがたくさんあります。石の情報を集めるにもとても便利な場所です。

1Fでお土産や鉱物採集などを趣味にするためのグッズが売っています。

石関係の専門書がたくさん置いています。書店に行くよりも確実に濃い書籍がたくさんあります。

私が直近で行った日が2024年7月27日になるのですが、鉱物鑑定図鑑の最新版がその日に届いていました。

「鉱物鑑定図鑑」は鉱物鑑定検定の公式本といったら良いでしょうか?上記本がベースになっているので、多くの方が必要とする本でしたが、大分出版してから時間が経っており最新版を予定していました。前のものは絶版となっています。

そのため、しばらく在庫不足で買えない状態でしたが、ようやく2024年8月からは買える状態になりそうです。

なお、一般の書店には並ばないようです。ネットでも買えるみたいですが、公式ホームページやミネラルショーなどで現物を手にするということになりそうですね。私はその日に見つけて、「今日会館に届きました」と聞いてサクッと購入しました。

中を見ましたが、前作よりも見やすさが向上、前作は少し古いレイアウトでしたが、今作のほうが見やすくなっています。取り上げている鉱山の場所の地図なども含まれていて、鉱物好きなら1冊持っておけば、内容が濃いので何ヶ月も何年も楽しめる図鑑だと思います。

この本で鉱物エキスパートを目指したいですね。この本をしっかり押さえれば鉱物検定6級レベルまでは行けるでしょう。

しかし、これで6級レベルって・・・、鉱物検定は上位級のレベルがかなり高いですね・・・。

オリジナルの周期表クリアファイルをお土産として買って帰りました。元素周期表に鉱物がそれぞれ載っているので元素をイメージしやすくなりそうです。編集力が面白いなぁと思いました。元素って多くの方が高校?の理科あたりで習うかもしれません。「すいへーりーべーぼくのふね」という覚え方が有名で、ただ試験のために覚えているという方も多いでしょう。

そんな元素達は本当なら全て細かく知っておいても良いもの達です。何と言っても全ての構成の元ですから・・・。

ジャンル : 図鑑
価格 : 2,640円(送料込/税料込)クレカ対応
レビュー : 4.42/5(24件)

 

ジャンル : 図鑑
価格 : 4,180円(送料込/税料込)クレカ対応
レビュー : 4.63/5(321件)

 

本でいうと美しい元素図鑑。がバカ売れしているぐらい、本来はこうやって一つ一つの素晴らしさを理解しながら学ぶと勉強が楽しくなります。

ジャンル : 化学
価格 : 1,650円(送料込/税料込)クレカ対応
レビュー : 4.91/5(22件)

 

子供向けの本ですが、漫画でわかる上記の本も大人になってから読んでみると元素ってめちゃくちゃ面白いと思えるようになりました。

石も「元素」によって性質が変わるので「元素周期表」は切っても切り離せない(というかかなり重要)ポイントです。

そういうったところに目をつけてクリアファイルにしてお土産にしているのは面白いなと思いました。アイデア商品ですね。

他にも石のお守りキーホルダー、小さな石など、鉱物ミュージアムのおみやげショップに売ってそうなものは一通りあったと思います。でも益富地学会館オリジナル商品がやはりオススメでしょうか?