【パワーストーン(石)と風水】風水の基本1、陰陽五行説

せっかく手に入れたお気に入りの石(パワーストーン)を家にインテリアとして飾りたい時、特にクリスタルを代表とする石には力が宿っていると考えられますから、下手な飾り方をして運気を下げてしまったりしたくないところです。

基本は自分が心地よくなる置き方をすればそれがあっていると思いますし、一度飾ってみて何か変な感覚があるとか運気が落ちたなど思ったら置き場所や飾り方を変えてみて自分で感覚を掴めるものだと思いますが、少しでも「風水」を理解しておけば最初から上手な石の飾り方が出来ると思います。

このカテゴリでは石を家や仕事場など、自分の生活に飾りたい時に風水を意識してどのように飾るとよいかを考えていきたいと思います。

まずは最初に風水の基本知識を理解しておきましょう。私を含め多くの方は素人ですので、難しいことまでは考える必要なないと思います。ただ、基本を少しでも理解しておくと石のインテリアだけでなく、他のインテリアも含めて活用できますので知っておいて損はないでしょう。せっかく長い歴史で「環境学」「統計学」などに基づいて運気を上げることが出来ると言われている方法です。知らないで置くよりは知っておいて少しでも気持ちよく、運気を上げて生活したいですね。

風水とは?

まず最初に少しだけ風水について紹介いたします。私もパワーストーンを手に入れて家にどうやって置いて飾ろうかな?と思った時に、正直何をもって正しいとされる置き方が出来るのか分かりませんでした。しかし、家具であったり観葉植物を置く時などに風水の基本を学べば、置き場所や最適な色など分かりやすいと思っていて、当然パワーストーンをインテリアにするときも役立つと感じていました。

風水の発祥は約4千年前に中国で生まれた「気」の力を利用した環境学です。

自分の身の回りの環境を良くすることで、自分に影響する運気を良くするための学問と言っていいでしょう。風水の歴史は長いため、歴史の中で様々な活用のされ方や流派が出てきます。古来は大きな都市を建てる都市建設の時に、最適な都づくりに風水が用いられていたようです。もちろん今でも建築家の中には風水を意識して建物などを設計したりと役立てられています。中国文化ではそういった設計の建物が複数あります。

様々な流派が出来る中で、生活の身近な中でも運を鍛える方法として風水が活用されるようになりました。基本は環境学ということで、家の配置であったりインテリアでも、風水をもとにした考え方で、「どの方角が良い?」「どの色が良い?」「どの形が良い?」といったことが意識されて、「風水的に良いインテリア」なんて話が様々な書籍や記事で紹介されています。

元になっている知識を少し理解しておきましょう。

風水の基本、陰陽五行説

風水の基本に陰陽五行説というものがあります。

陰陽五行説とは自然や社会のあらゆる現象を「陰陽」の2原理の繰り返しの「陰陽説」、そして万物の生成消滅を「木」「火」「土」「金」「水」の5要素の循環や変転で全て成り立つという「五行説」です。中国文化の様々なところでこの陰陽五行説は使われていますが、風水でも大いに活用されて説かれています。

陰陽に関しては上記マークを目にしたことがある人も多いのではないでしょうか?宇宙のすべての物事や現象を「陰」と「陽」に若手考える概念です。陰と陽は高いに相関関係があります。

例えば「影」と「日なた」、「女」と「男」、「裏」と「表」、「地」と「天」、「月」と「太陽」など様々です。

陰陽道ではこの陰と陽は互いに作用してバランスを取っていると説かれ、どちらか一方に行き過ぎているというのは調和が取れてない状態とされます。バランスが崩れるといろいろ不都合が起きやすいとも言えますね。

ここで、パワーストーン視点から見ると「クリスタル(水晶)」の陰陽説からみて素晴らしい力を持っていることが理解できます。水晶は地球の存在から同じ波動をずっと続けているニュートラルな存在です。だからこそクォーツとして時計に採用されたり、電子機器の重要部分(水晶振動子)に組み込まれているわけですが、クリスタルの力はその存在だけで、この陰陽説のバランスを保つ存在となってくれそうです。だからこそクリスタルは世界的にもヒーリング力で愛されているという訳ですね。

風水もこの陰陽説と五行説を良く考えて、環境を整え運気を上げようとしている学問になります。

次に五行説ですが、こちらは「五行相関図」を理解しておくと良さそうです。「木」をてっぺんに書いてそこから右回りに「火」「土」「金」「水」と5要素を書きます。これらの右回りの順番は「相乗関係」と呼び、手前の要素が次の要素に対して良い影響(相性が良い)とされています。そして時計回りに書いた5要素に一筆書きの星を書く順で矢印を表したのが右図です。右図は「相剋関係」と呼び、今度は矢印の手前の要素が次の様相に対して悪い影響(相性が悪い)とされています。

その原理は図の要素の下に書いてある内容をみるとイメージが付きやすいですが、「木」「火」「土」「金」「水」の順番を覚えておくとすぐに紙にかけるので覚えやすいでしょう。「木火土金水(もくかどこんすい)」とそのまま呪文のように覚えたりもするようです。

五行の5つのエレメントには「色」「形」といった様々な対応があります。特にパワーストーンで重要となりそうな色と形に焦点を当てると、下記のような対応になります。

五行
縦長四角形
三角形
横長四角形

パワーストーンの色であったり形に合わせて、この石は五行のエレメントのどの要素になるのか?理解しておくと置き場所や配置の仕方が分かりやすくなるでしょう。いろいろな本で、ここが良いと言われても皆さんの持っているパワーストーンは色合いや形が様々、さらにお家のレイアウトも様々ですので、風水のプロが直に指導すれば風水的に良いようには配置できますが、自分で良いかなと思う置き方はある程度の基礎は知っておきたいですね。

なお、純粋にパワーストーンこと「鉱物」はエレメント的には「金」に当たります。土ではなくて土から結晶して作られたものと言うイメージですね。水エレメントに良い影響を与えるということで波の調子を整える、運気の波を整えたり出来そうと感じますね。一方、火には弱いというのは理解しておきたいです。太陽光に浴びすぎると変質するなど、なるほどと感じますね。油汚れなどが弾け飛ぶキッチンの火事場付近に置くのは良くないと言われたりもしています。


 

「陰陽五行説」は風水の基本にあたり、ここから色々な物事を良くするにはどうしたら良い?と説いて言っていますので、風水の何故に当たったときに読み返してみると良いでしょう。

この陰陽五行説という基本を知れば、次に風水の一番使われる要素「方位(方角)」にそれぞれ当てはめたりすることによって、何故あの方角は勉強運、恋愛運?など理解できるようになってきます。次回は風水と方位(方角)について紹介します。

少し基礎が続きますが、この「陰陽五行説」と「方位(方角)」ぐらいまでは基礎として知っておくと、パワーストーンインテリアで風水の活用はバッチリとなるでしょう。そしてパワーストーンだけでなく、家の整理整頓、観葉植物や家具などの配置にも役立ちます。なんなら一番良く使われるのは家の図面ですので、自分で家をオリジナルで設計するときにちょっとした参考にも役立ちます。

風水は何千年も昔から研究され続けた「環境学」ですので、ちょっと学ぶだけで何千年分も運気アップに役立つとすれば少しはマスターしておきたいですね。