チャクラによるパワーストーン活用、選び方

「チャクラ」とはインドの公用語の一つであるサンスクリット語で「光の輪」や「車輪」といった意味を持ちます。インド仏教やヒンドゥー教の修行の中にある瞑想のヨガ(ヨーガ)などでチャクラについて言及されており、現代になっては分かりやすく人間の肉体に7つのチャクラがあると提唱されるようになりました(さらに足下に第0チャクラ、頭上に第8チャクラを加えて9つのチャクラと定義しています)。チャクラ自体の働きは「エネルギーの出入口」と扱われ、チャクラを活性化してバランスが取れていれば心身的にもエネルギーに満ちた状態になるとされています。

健康で肉体的にも精神的にも豊かな状態を保つためには、このチャクラの出入り口を開いておくことが良いとされ、そのためにヨガ・気功・瞑想といった方法を取ったり、パワースポットを訪れる、海や山などの自然に身を置く、動物たちと触れ合うといった方法が取られたりしています。皆さんも自然に触れ合ったり、瞑想といった行動を取ることで、どこか心身ともにエネルギーに満ちた状態になったと感じることが多いでしょう。チャクラに関して知らなかった人も、ここで紹介する7+2の9つのチャクラに関しての知識(対応部位)を少し知っておくと、チャクラをより意識的に開放することが出来るのではないかと思っています。

またパワーストーンの活用を考えると、それぞれのチャクラに対応した心身の問題点がある時に、適したパワーストーンの力を借りてチャクラのバランスを整えるということが非常に有用とされています。パワーストーンに関する書籍や情報をみても、石ごとの適したチャクラなどが書かれているのは、パワーストーンがチャクラとの関係を意識して扱えば非常に有用ということだからでしょう。このサイトでもそれぞれのパワーストーンの情報に対応チャクラを表記するようにしています。

このページでは「チャクラ」に関して、もう少し詳しく説明したいと思います。

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人間の体内には下から上に1~7までのチャクラがあるとされています。さらに足下に第0チャクラ、頭上には第8チャクラと分類され計9つのチャクラを覚えておくと良いでしょう。それぞれに対応する「能力・感覚」「身体的部位(位置)」「色」などがありますので、一つ一つ見ていきましょう。

足下にある第0チャクラ(アース・チャクラ)

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人間とは離れた位置にあるチャクラの一つが第0チャクラです。大地とのつながりを発揮するチャクラで、このチャクラが閉じていると地に足がつかない不安定感を感じたりネガティブな発想になり易いと言われています。対応するカラーは「黒・茶」などで、大地との繋がりや安定感・自力感が足りないなぁと思った時は、このチャクラを意識したいところです。地に足をつけて生きるグラウディング効果を高めるのにも役立ちます。

特に都会人はコンクリートジャングルと言われるほど、土の匂いも感じないような空間で住む時間が長くなっている場合は、この第0チャクラから閉じた状態になっている可能性が高いです。たまには自然に出て深く深呼吸するなどした方が良い人は多いでしょう。このサイトを見るようなパワーストーンに興味をもっている方は、このチャクラは開放的な人が多いかもしれません。

代表的な対応パワーストーンは「スモーキークォーツ・ギベオン・ブラックトルマリン・オニキス・天眼石」などです。

尾てい骨にある第1チャクラ(ルート・チャクラ)

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第1チャクラは尾てい骨あたりに位置しています。ヨガの代表的な座ポーズを取った時に地面と接する場所で「生命の根源・活力の源」となるエネルギーの出入り口です。前向きさに影響するチャクラで、ここが閉じているとどうも消極的(出不精など)な状態になります。また脚の動作への影響もここから考えられます。対応カラーは・黒」色です。

「やる気がなかなか出ないなぁ」なんて人はこのチャクラを意識したいですね。このチャクラは「漲る(みなぎる)赤」とも関連性が強く、赤い下着をつけたり、赤い食べ物を食べたり、体に良い自然物を食べたりが効果的と言われています。パワーストーンでも漲る赤色が効果的、確かに赤いものは何かやる気を向上させますね。不思議です。

ちなみにこのサイトの管理人も「1」という数字が影響していることが多く、ラッキーカラーは赤ではないかと思うことが多いです。赤色は前面に出しすぎると威嚇的な印象がありますので、服装でもワンポイントだったりアクセントカラーとしてうまく使うと効果的ですね。

代表的な対応パワーストーンは「ガーネット・ルビー・ブラックオニキス・スモーキークォーツ」などです。

下腹部にある第2チャクラ(セイクラル・チャクラ)

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「性のチャクラ」とも言われる第2チャクラです。感受性・想像力・情緒などの部分の影響が強いとされています。体の部位としては生殖器の他に「腰や腸」といった不調にも関連していると言われています。ホルモンバランスの改善などもこのチャクラを意識したいところです。対応カラーは「オレンジ」です。

ここが開放的だと喜びに満たされる状態になると言われています。逆に閉じてしまうと情緒不安定・不感症といった精神的なマイナス状態になりやすいです。

代表的な対応パワーストーンは「アラゴナイト・サンストーン・カーネリアン・アンバー」などです。

みぞおち付近にある第3チャクラ(ソーラープレクサス・チャクラ)

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体の部位で言うと「みぞおち」という非常に中心部分を感じるチャクラが第3チャクラです。そこから深い自我や意志といったエネルギーの出入り口と言われています。決断力や自信の源にもなります。ここのチャクラが閉じていると「自信のなさ」「決断のなさ」から、いろいろな必要のない不安や不満が溜まりやすくなるでしょう。対応カラーは「黄色」です。太陽の名前がついているように、正に「陽」の部分が強いチャクラですね。また身体部分としては「胃」「脾臓」あたりに位置しますので、ストレスで胃の調子が悪くなりやすい現代人にとっては第3チャクラを整えるのは大きな意味がありそうです。

チャクラを高めるには日光浴なども効果的です。パワーストーンにも十分な日光浴で浄化(退色性のあるパワーストーンは注意)してエネルギーを注入して、そのパワーストーンをお守りとして持つことで、このチャクラの解放を意識したいですね。

代表的な対応パワーストーンは「シトリン・ルチルクォーツ・レモンクォーツ・タイガーアイ・アラゴナイト」などです。

心臓付近にある第4チャクラ(ハート・チャクラ)

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心臓の位置にある第4チャクラはハートチャクラとも呼び、肉体の維持に最も大切な心臓エネルギーの供給点です。1~7の中心でもあります。また心臓→「心」から精神的な中心部でもあります。深い心の傷を追った出来事などはこの部分に影響しますので、第4チャクラを意識して改善したいですね。失恋後や信頼していた人からの裏切りなどはこの第4チャクラに深く関与します。いわゆる愛の力の部分とも言えます。対応カラーは「緑色・ピンク」です。

パワーストーン以外では観葉植物などの緑が有効的とも言えます。失恋の痛みを観葉植物などが癒やしてくれるのは、こういうところに意味があると言えそうです。

代表的な対応パワーストーンは「ローズクォーツ・インカローズ・ピンクオパール・アベンチュリン・アマゾナイト・マラカイト」などです。

喉付近にある第5チャクラ(スロート・チャクラ)

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咽頭チャクラとも言われる第5チャクラです。音や聴覚といった感覚を司ります。ここはまさに表現力のチャクラとも言えるでしょう。芸術的(音楽)な能力にも深く関与します。後は現代ではコミュニケーション能力の活性にもこのチャクラを意識したいところです。身体的にはこのチャクラが閉じていると、喉の他、首や肩周りの凝りにも影響すると言えますね。開放的にコミュニケーション出来る人は肩こらない感じしますもんね。対応カラーは「青色(ライトブルー)」です。

歌を歌ったり日記をつけたりするのは、ここのチャクラの解放に役立ちます。

現代ではコミュ障という言葉が出てくるほど、コミュニケーションというか社会が複雑で、このチャクラが閉じやすい社会になっています。なんとなく社会適合に不安を感じるなら、この第5チャクラを意識したいですね。

代表的な対応パワーストーンは「ターコイズ・アクアマリン・ブルーレースアゲート・ブルーカルセドニー・アパタイト」などです。

額の中央にある第6チャクラ(サードアイ・チャクラ)

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「第3の目」ともいわれる額の中央にあるチャクラが第6チャクラです。霊的な直感力、イメージ力、洞察力のエネルギーの出入り口です。そういえば第6感も「6」ですね。アイデアやインスピレーションを必要とする時は特にこの第6チャクラの活性化を意識したいところです。ここのバランスが崩れると「被害妄想」といった否定的な感覚に陥りやすいです。スピリチュアルなことが胡散臭いという気持ちになっている人は、特にこの部分は閉じやすいと言えるでしょう。対応カラーは「藍色(濃い青)」です。ここが優れていると本質的な見極めが出来るようになったり、澄んだイメージで未来を見通しやすくなります。

深い瞑想をすることで、このチャクラを開放しやすいです。

代表的な対応パワーストーンは「ラピスラズリ・カイヤナイト・アイオライト・ソーダライト・アズライト」などです。

頭頂部にある第7チャクラ(クラウン・チャクラ)

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人体の中で一番上にあるのが第7チャクラです。頭部ということで脳のチャクラですね。「悟り」のチャクラと言われており第1~第6のチャクラが機能して開くとも言われており、人体部分では最終位置に機能するチャクラでもあります。思考や宇宙エネルギーの入り口でもあるので、起業家精神やフロンティア精神、すべての上に立つレベルでの解放に良いでしょう。人間の悩みなどにも影響しやすいチャクラと言えます。対応カラーは「紫色」です。

夜に星空を眺めるのもこのチャクラには良いですが、このチャクラの前に他の1~6のチャクラに問題がないか考えたいところです。

代表的な対応パワーストーンは「アメジスト・チャロアイト・スギライト」などです。

頭上にある第8チャクラ(エアー・チャクラ)

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体の外にあるチャクラとして第0チャクラと第8チャクラがありますが、第8チャクラは体の上部にあるチャクラです。別名「エアーチャクラ」とも呼び、宇宙からの高度なエネルギーを受け取る部分です。高次元にあるチャクラで、肉体や精神では得られないようなパワーの場所ともされています。未来予知であったり、過去から来た自分の使命の気づきの他、俗世的な物や人への依存心などからも開放されます。対応カラーは「白・透明」です。

霞を食べて生きる仙人のような感覚がこの第8チャクラには感じられるところで、宇宙規模の視点から人間を考えられるように大自然などに身を任せるのも第8チャクラの解放には良さそうです。

代表的な対応パワーストーンは「水晶・ミルキークォーツ・ムーンストーン・ラブラドライト・アゼツライト」などです。

チャクラを活かした石選びとは?

ここまで第0~8チャクラまで9つのチャクラに関して詳しく紹介してきました。それでは、チャクラを活かして自分のお気に入りのパワーストーンを手に入れるにはどうしたら良いのでしょうか?最も単純な考え方は自分の今弱まっているチャクラに対してパワーストーンの力を借りてチャクラを開放するという選び方です。各チャクラに対応したパワーストーン一覧から、現時点で最も手にしやすいであったり、気になる石を探すと良いでしょう。

さらに別視点から「誕生日石」「数秘術」など複数の視点で、自分に合いそうな石が対応チャクラに入っていたら守護石として手に入れて欲しいところです。

また複数のそれぞれのチャクラに対応したお気に入りのパワーストーンをもっている場合でも、ご自身の状況(健康状態)であったり運命的な対応として、特にパワーを貰いたい石の力を頂くために、状況に応じて石を特化して力を繋げるといった方法もいいと思います。

またチャクラの0~9の順番は、どこか数秘術の順番と同じで数字の小さいところから基本(地盤)となり、大きい数字で高次元に寄与する内容が多くなっています。数字の小さい部分から基礎を固めていくイメージをもったほうが良いとも感じますし、逆に言うと数字の小さい部分のチャクラは開放しやすい部分ではあります。ご自身の状況に合わせて考える時に、人まずは基礎の部分から追って選択していくと、本当に必要とするパワーストーンが見つかりやすいかもしれません。