パワーストーンの力の源は「色」にあり!

それぞれの石のエネルギーや力、波長を感じる要素として「色」があるでしょう。石それぞれの不思議なパワーやエネルギーは色にあると言っても過言ではないと思います。

このページでは色をテーマにして、それぞれの色にどういった意味や要素があるかを紹介したいと思います。皆さんそれぞれにあった色があると思いますので、自分のテーマーカラー、その時々に応じた合った色探しの参考にして下さい。

またテーマカラーが決まってから、石を探すと自分に合いそうなパワーストーンが見つかりやすいと思います。私自身も、そういった観点からみて探すと、自分のテーマカラーは「赤」、自分の石だなと思うのはガーネットと探しやすくなる気がしています。

色の表記について

色を表す時に単純に名前で「赤」「青」「黄」など表記することもありますが、赤でも色々な赤があり、黄色に近い赤、紫に近い赤などあって文字だけでは本当のその色がなになのか分かりにくい時があります。そこで色を区別するのに「色相」「彩度」「明度」の3つの値(色の三要素)を数字で段階を分けて表示すると、様々な色が出てきます。

当方のサイトでは石の特徴を紹介している石図鑑でそれぞれの石の代表的なカラーの「色相」「彩度」「明度」の3つの値を数字をWeb上で表現できるRGBカラーコードで掲載しています。

実はどの石でも同じ名前が付いた石でも同じ色はないというぐらい、石はそれぞれ別々ですので同じ名前や色がついているものでも微妙な違いで波長が合う合わないはあるでしょう。それでもなんとなく自分に近い「色」探しに役立てて頂ければ幸いです。

色相では有名な「マンセル色相環」。上記は10色に分けていますが、これで大体の色合いの区別が付きますね。その中での基本色相は「赤」「黄」「緑」「青」「紫」の5色。その中間色5色が加わり分割されています。色を表現する時は12色とか24色とかに分類していることも多いです。

明度は明るさです。明度が高くなるほど「白っぽく」、低くなるほど「黒っぽく」なります。白いというのは色(波)を発散、黒いというのは色(波)を吸収しているタイプと考えると分かりやすいかも知れません。

鮮やかさを示す彩度が最後の要素です。上の図は高彩度の純色(赤)を基準に解説しています。白や黒が加わることで色味が減っていくのが分かるでしょう。褐色系は黒っぽさが加わっており、逆にパステル系は白っぽさが加わっています。

これら3つの色の要素が複雑に混ざることでいろいろな色が表現できます。

色の細かい部分はこうなっているんだぐらいで置いておいて、ここでは一般的な「赤色」「黄色」「青色」などのタイプで色によってどういった意味やエネルギーが読み取れるか紹介いたします。

黒色

黒は先程上げた彩度を低くした場合に訪れる吸収色です。反射される光がない状態ですね。宇宙でも全てのものを吸い込むとされるブラックホールが有名です。

黒色から発せられる意味は「安定」「力強さ」「重厚」「高級」といった力強さ、基礎的なものを含んでいますが、一方でネガティブな要素も含んでいるのが黒です。「圧迫」「恐怖」「不安」などですね。

取り扱いが難しい色で、自分がネガティブな感情なりに振り回されている時は黒色はそれを増長するのでオススメできません。一方で何か固くて強い意志を持ちたいなど、良い意味での強固な力を持ちたい時には黒色は支えになるでしょう。

ダイエットとか禁酒・禁煙などの意思表示のお守りとして好まれたりします。他にも何かをやると決めた固い意志を黒色のパワーストーンに祈りを込めて頑張りたいですね。

代表的なパワーストーン・・・ブラックオニキス、シュンガイト、ショール

黒色の補色的な色として「茶色(ブラウン)」「灰色(グレー)」に関しても少し紹介します。

茶色

まさに大地カラーの茶色は「堅実」「成熟」「温和」といったポジティブイメージ、ネガティブイメージは「地味」「保守的」「退屈」あたりでしょうか?

誠実さや安定感を表したい時は茶色はおすすめの色です。樹木の木や根の部分は茶色が多いと思いますが、木の根のようなどっしりした生活を送りたい。根っこが大事と思っている方は茶色がよく似合います。

代表的なパワーストーン・・・スモーキークォーツ、珪化木、銅

灰色

モノトーンカラーで階調の中で出てくる灰色です。白か黒かの中間なので「中立」「シック」「洗練」などのポジティブイメージがありますが「不安」「あいまい」「迷い」といったネガティブイメージも持っています。

グレーは白黒つけたくない時におすすめのカラーです。何か対立があるときに関わりたくない、中立の意思表示をしたい時は対応が取りやすい意味を持っているカラーですね。

他の色は何かしら難癖が付けられやすいですが、灰色やシルバーのとことん中立は、対立時に対象にはなりにくいでしょう。上品で落ち着いたイメージにもよく使われます。

指輪のリング部分やネックレスにシルバーがよく使われますが、金だと黄色のイメージが少し付くことから石そのものの色の意味を壊さないためにも、グレーカラーはよく使われます

代表的なパワーストーン・・・銀などの多くの金属鉱物(鉄、チタンなど)、ギベオン

赤色

赤といえば血液の色ですね。非常にエネルギッシュな力のある色です。

「情熱」「行動力」「生命力」「華やかさ」などの意味を持ちます。戦隊モノの色分けでも「赤色」が1番手のキャラクターとしても扱われるように「メイン・1番」という雰囲気が強いです。勝負下着に赤色を用意するなど、ここぞという時に役立つ色です。

一方マイナス面も書いておくと「攻撃的」「過激」「衝動的」といった度を過ぎた色としても見られます。赤い車など良い面もあれば過剰すぎると批判的な印象を持つ人も多いのではないかと思います。

アクセントカラーとしては優秀だけど、全面的に赤を誇張するとやり過ぎ感があるので、うまく扱いたいカラーですね。パワーストーンレベルの大きさなら、いずれにしても人間の大きさに対してアクセントレベルですので、そこまで気にすることはないですが、アクセサリーとして身につける時は、表に出しすぎない配慮をするとちょうどいいと思います。

代表的なパワーストーン・・・ルビー、ガーネット、ユーディアライト

オレンジ色

赤と黄色の中間色とも言えるオレンジ色です。どこか子供のような「快活さ」「社交性」「明るさ」に満ちた色ですね。自然に見ると笑顔にしてくれるフレッシュな健康カラーというイメージです。

一方ですべての面を長所・短所で表現できるのが面白いのですが、子供っぽい快活さは「わがまま」「軽率」「目立ちや」「安っぽい」というマイナスイメージがあります。

日本では野球チームのジャイアンツカラーとして、そのまま色の表現と同じく好きな人もいれば忌み嫌う人もいるカラーです。ただ、黒とオレンジのカラーリングは非常に相性がいいのは色の特徴から分かります。

現代社会はどこか閉塞感が強い部分がありますので、オレンジ色の効果は今の世の中に合っていると思います。ちょっと引きこもり気味かな?というような人は思い切ってオレンジ色の要素を取り入れると元気になれますし、快活すぎる人間には逆に悪い部分が増長されそうなので別の色をオススメしたいです。

パワーストーン的には見てるだけで元気になれる物が多く、オレンジ色はいいですね。

代表的なパワーストーン・・・サンストーン、オレンジカルサイト

黄色

幸せの色としてのイメージが強くなっている黄色です。オレンジよりも良い明るい色で元気になれるといえます。「希望」「豊かさ」「幸福感(神経系に良い働き)」「知性」などのエネルギーを感じます。良い意味でのエネルギーが強いことで「幸せになりたい」なんて漠然な気持ちを持っていると「黄色」がお気に入りにカラーになりやすいのではないでしょうか?

一方でマイナス面も書いておくと「軽はずみ」「幼稚」「未熟」「警戒」といったカラーです。黒色に黄色は非常に目立つ危険色ですね。そういうことから多用は禁物といった色かもしれません。

黄色と金色は近い色ですが、金色の便器など見たことがありますが、用を足す部分であの煌めきは落ち着きません。黄色が多用されるとちょっと神経系の感情に刺激が強すぎると思います。すごくいいカラーなんですが、多用注意とだけ覚えておきましょう。

代表的なパワーストーン・・・シトリン、タイガーアイ

緑色

光は波長の長いものを赤色(赤外線)、短いものを紫(紫外線)として可視光線を出していますが、その中間に当たる色が緑色です。虹の真ん中の色ですね。

その真中を意味する「調和」「バランス」「癒やし」の効果が非常に強い色です。また植物の葉の色でもあり「芽生え」「新生」「安全」「平和」のカラーとしても定番色です。緑色のない世界にいるとどこか調和の取れてない感情の揺さぶりが出てきますが、緑を含むことで全てにおいて調和のいい効果があるといえるでしょう。

しかしながら「グリーン」はモンスターの色でも出てくると思いませんか?「優柔不断」「未熟」「無知」「弱さ」といった部分もあります。受け身的な存在になり易いので、何か頑張りたいときにはちょっとグリーンカラーは相性が悪いですね。

「なんでもいい」とかよく言う人、くよくよしがちが人はある意味平和でいいのですが、別のカラーで少しエネルギッシュに、逆に良くイライラしたり怒ってしまう人は緑色の相性が良いです。

代表的なパワーストーン・・・エメラルド、ジェダイド

青色(空色、ライトブルー)

青色も代表色として人気が高い色です。青色でも白色が混ざった水色、空色のような澄んだ青をこちらでは紹介します。青色が持つ「冷静」「沈着」な部分に、どこか澄んだ「開放感」「自然体」「自由」という部分があるのが、薄い青色のイメージです。

自己表現などを上手に行えるようになり易いという意味では、何か組織などでがんじがらめで窮屈と感じている人にオススメしたい色になります。

ネガティブな面では「孤独」「奇想天外」といった自由過ぎて、うまく社会性が発揮できない色です。少し落ち着いて強調して欲しい人は青色は向かないですね。北斗の拳で言う「雲のジュウザ(知らない人すいません)」みたいな感じで好きなように、やりたいことをして生きるタイプですね。

代表的なパワーストーン・・・アクアマリン、ラリマー

藍色(紺)

青色でもやや深い色合いの藍色や紺色について紹介します。こちらは青でも「洞察力」「直感」「霊感」「判断力」といった仕事上での意思決定などに優れたパワーを持つ色と言っていいでしょう。良く勉強に集中できる色として青色があげられますが、その青はこちらの紺色系の青です。

クリエィティブな仕事に特にオススメしたい色ですね。いろいろな直感力やインスピレーションが湧く色と言われています。知性の高い人のカラーとしてもよく取り入られています。

一方で「沈黙」「無力」「諦め」といった部分も出て来やすいようです。深く集中して問い詰めると、結局、ふわっとした諦めであったり無気力感に襲われるのも藍色の特徴です。非常にベーシックなカラーなので何にでも合うから良いということで藍色ばかり選んでいる人は、どこか他の面白みを捨てていることもありますので注意が必要です。

いわゆる「バカの壁」といった良いのでしょうか?客観的に「知ってる、これが正解」なんて出てしまいやすいですね。答えが出ても無限の可能性がないと世の中楽しくありません。そういった意味で、ここ一番の判断力や集中力には藍色を役目が終われば別の色をという感覚が良いでしょう。

代表的なパワーストーン・・・ラピスラズリ、カイヤナイト

紫色

紫色は他の色と違ってかなり分かりやすいイメージがあるでしょう。「妖艶」「神秘」「高級」「上級」などです。高貴な役職に使われる色としても有名です。勲章の色でも紫は高い位として使われますね。可視光の中でも一番短い波長の色で、それだけ強いイメージもあります。どの色よりも勝って突き抜けるイメージですね。

一方で紫色に「やらしさ」を感じる人も多いでしょう。それぐらい紫色は支配されると「傲慢」「奢り」などの象徴にもなります。

紫色を好んで取り入れる人は、その紫色のパワーやエネルギーの存在に惹かれていますし、実際に高貴であろうという意識が働きやすいです。一方で、そこから来る慢心などに囚われないように注意したいですね。

素晴らしい色なのですが、突き抜けるイメージから自己コントロールを必要とします。

代表的なパワーストーン・・・アメシスト、スギライト

ピンク色

ピンク色は赤色に白色が混ざることで愛らしい色になります。「女性的」「愛」「かわいさ」などの象徴として見られます。ピンク色は濃淡でその特徴にも濃淡が出るのが面白いところで、パッションピンクと呼ばれる彩度が高いものは活力や愛情を高めます。一方、攻撃的な要素が加わりますね。

反対に彩度の低いパステルカラーの淡いピンクなどは、控えめで受け身な可愛らしさを感じることでしょう。悪い面では「非成熟」「甘さ」なんてのも表面的になります。

女性的ですが、男性がアクセントとして取り入れることもあると思います。サーモンピンクのシャツなどであれば男性でも着たりしていると思いますが、ちょっと日本男児すぎる硬派な方がたまに着ると印象が全く変わったイメージになりますし、弱々しい女性的な男性が着ているとやっぱりなと感じやすいでしょう。

それだけピンクは「女性らしさ」という意味を含んでいるのでしょう。

代表的なパワーストーン・・・ローズクォーツ、クンツァイト

虹色

虹色は赤から紫までの可視光線をすべて含んで出てきた色です。宝石やパワーストーンでは虹色効果が出て、見る角度によってレインボーカラーがあると不思議なパワーが宿っているとか、特別感を感じる人も多いでしょう。

レインボーには「多様性」「複合」「包容・包含」といった意味を持ちます。また太陽の光の力、プリズム効果みたいなものも期待できます。サンキャッチャーという窓際に吊るしておくと室内に虹色の光を取り込めるものがありますが、すべての色を持つことでエネルギーのバランスを整えてくれる効果があると感じます。

雨上がりの空の虹を見たり、虹色の煌めきをみるととても嬉しい気持ちになることが多いでしょう。

うまくエネルギーの振動を掴むには、いつもレインボーでは多様性を意識していて変わり者的な扱いになるかも知れませんので、バランス調整に活用する感覚が良さそうです。

代表的なパワーストーン・・・レインボークォーツ、アンモライト、オパール

白色・透明

最後に紹介するのが「白色」または「透明」です。白色は黒色の逆にすべての光の光線が合わさっている時に映る色になります。白というと「純白無垢」のイメージもありますが、色的には逆で全部混ざって白ですね。無は黒の意味になります。

ここから白色には全ての色のエネルギーがあると見られて、特にクリスタルヒーラーなどにはなくてはならないカラーです。「浄化」「清潔」「絶対」といったイメージが強いですね。

一方でマイナス面も書くとすると「完璧主義」「空虚」といった強さゆえの過ちと言うのもありますね。白装束の集団など、なんというか怖いですし、透明人間などもサイエンスフィクションの王道ですね。透明や真っ白には得体の知れない怖さを感じる人も多いです。

手応えがあまりない時に「白」や「透明」などは逆効果になりやすいので要注意です。何か色がついている物の方が、それぞれの意味の意思表示をし易いですね。

代表的なパワーストーン・・・ダイヤモンド、クォーツ


 

色について見てきました。すべての色についてポジティブな面もあればネガティブの面もあるのが思います。意味や要素というのは裏を返せば長所・短所にもなりますので良く、意味することを意識や理解して扱うと、楽しくパワーストーンと向き合えるのではないか?と思います。

時と場面、いやゆるTPOに合わせて石をチョイスするというのも色の面から見てもオススメできる方法です。